ここは、千羽鶴作成を通して、日本文化にどっぷり浸かるページです。
世界各国の方々、「千羽鶴」をご存じだろうか。
日本ではなじみのある折り鶴を、数多く糸に通して連ねたものだ。
瑞鳥の鶴が千羽そろうのを吉として、社寺に奉納する風習があり、現在では慰安や病気見舞いなどに人に贈ることも多いのだが、何より、一人で折り紙を1,000個折るのは、本当に大変なことである。
そして、また別に日本では、「願掛け」という考え方がある。
願掛けとは、神や仏に願い事を行うことであり、病気の平癒、商売繁盛、縁結び、厄払いなどの個人的動機のものが多いが、雨乞や豊作祈願などの村落内での共同生活に関する祈願もしばしば行われる。
願掛の方法は動機とも絡み合って様々あるが、百度参りのように神社仏閣に多数参拝することや、水垢離、全てあるいは茶絶ち・塩絶ちのような特定食物に対する断ち物・断食、毛髪や写経、絵馬などの奉納などが挙げられる。
これらに共通するのは、心身を清浄かつ堅固にし、なおかつ自身に苦行を課することで、神や仏にその願いに対する真摯な姿勢を伝え、その恩寵・霊験を期待するとともに、自らもその逆境を打破して願いの実現に向けた精神的な決意を得ようとするものである。
そこで、トラベルバッグのスタッフは考えた。
たった一人で1000羽の折り鶴を作る=(イコール)=自身に苦行を課する(願掛け)
それは何の「願掛け」なのかというと、もちろんシンプルに「商売繁盛」である。
簡単に説明すると、
「神様、私は必ず、今日から1000日以内に、1000羽の鶴を作成いたします。」
「達成した暁には、どうかこの店舗が大繁盛するよう、お願いいたします。」
という、神様との約束とお願い、なのである。
そんな暇があるなら、他にすることがあるだろうと、突っ込みは入るだろうが、これは、自分との戦いでもあり、そして更に、全世界の方々に、日本文化に触れていただくチャンスだとも考えている。
「千羽鶴チャレンジ」今ここにスタートなのである。
2024/10/05
折り鶴、第1号。我ながらきれいに折れた。あと999羽、作成すればゴールである。最低でも、1日1羽のペースを守りたい。調子が乗ってきたら、1日に複数羽、折ってみよう。