初めての日本~Vol.2「マスク着用に対する抵抗感」

コラム

新型コロナ蔓延の頃、日本では、ほとんどの方がマスクを着用していました。

マスク着用に抵抗感がある方は、おそらくいらっしゃるかと思いますが、そんな中でも、国民全員が一斉に、基本ルールを守ろうとするこの統一感は、素晴らしかったと思います。

今となっては、コロナに最大限の注意を向ける必要もなくなり、マスク着用率も徐々に下がってきて、普通の日常が戻ってきました。

そもそも、病気で街を出歩くこと自体はばかられますが、急用や病院までの道中など、どうしても移動を強いられる場合は、マスクを着用する方が、元々多かった日本です。

マスク着用の意図には、自身の疾病予防や、周囲への配慮(蔓延防止)があります。

様々な理由で、マスク着用が困難な方もいらっしゃるので、そういった方は、本当に苦労が絶えませんが、簡単に着用可能な方や、マスク着用に何ら抵抗がない方は、とりあえず、着用しているだけで、自身の安心感が増しますので、やはり手軽で、真っ先に行動できる手法のひとつだったかと思います。

さて、日本人は、相手に対する配慮に長けているとも言われます。

海外の方からしてみれば、ホスピタリティの高さを日本に感じていることから、相手に病気をうつしてはいけない、という思いやりが、国民一斉にマスクを着用している理由に結びついていると、少なからず理解してくださっているようです。

おもてなしの精神がここにも宿っている、というわけですね。

よりよく考えていただけるのは、まさに誇らしいことではありますので、その期待値を上回る、おもてなしが提供できるように、更に、日々精進して参りたいと思っております。

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